SSH接続してみる(Xserver)
ウェブの勉強をするにあたって、サーバー上のファイルをリモート操作できるようになると便利ということなので、まずはサーバーにSSH接続することを習得する。
SSHとは
Secure Shellの略。
リモートでコンピューターなどネットワーク機器に接続する時に暗号化するプロトコル。安全にサーバーなどに接続できる。
メリット
ターミナルソフトを使ってサーバーにリモートログインし、サーバー上のファイル編集を行うことができる。
バックアップなどで大量にファイルをダウンロードしたい場合に、Zipなどで圧縮してからダウンロードすれば時間節約になる。
(UNIXコマンドの知識が必要)
Xserverでの接続方法
サーバーパネルでSSHをオンにする。
「公開鍵認証用鍵ペアの生成」でパスフレーズを入力し「生成する」ボタンをクリック。自動で秘密鍵ファイル(サーバーID.key)がダウンロードされるので、そのファイルを~/.sshに移動させる。
ターミナルでダウンロードされたディレクトリに移動
cd ~/Downloads
Downloadsがカレントディレクトリの状態でlsコマンドをすると、秘密鍵ファイル(サーバーID.key)があることが分かる。
ls
サーバーID.key
鍵ファイルを~/.sshに移動させる。
mv サーバーID.key ~/.ssh/
~/.sshに移動
cd ~/.ssh
.sshがカレントディレクトリの状態でlsコマンドでファイルがある事を確認する。
ls
サーバーID.key
秘密鍵ファイルのパーミッションを600にする。
しないとsshコマンドで接続しようとした時に「WARNING: UNPROTECTED PRIVATE KEY FILE!….」を怒られる。
chmod 600 サーバーID.key
秘密鍵ファイルのパーミッションを変更したら、ようやくSSH接続するところまできた。
sshコマンドで接続前に書式の確認
オプション
-l | ログインユーザー |
-p | SSH接続先のポート番号 |
-i | 鍵ファイルの場所 |
ssh -p ポート番号 -i 秘密鍵のパス サーバーID@ホスト名(またはIPアドレス)
もしくは
ssh -l サーバーID -p ポート番号 -i 秘密鍵のパス ホスト名(またはIPアドレス)
ポート番号 | 10022(Xserveの場合) |
秘密鍵のパス | ~/.ssh/サーバーID.key |
ホスト名 | sv00000.xserver.jp(Xserverの管理パネルを参照) |
実際に接続してみる。
% ssh -p 10022 -i ~/.ssh/サーバーID.key サーバーID@sv00000.xserver.jp
すると「パスフレーズ」の入力を求められるので、
Enter passphrase for key '/Users/myname/.ssh/サーバーID.key':
サーバーパネルの「公開鍵認証用鍵ペアの生成」で設定したパスフレーズを入力する。
うまく接続できると以下のようになる。
[サーバーID@sv00000 ~]$
一回設定してしまえばあとは楽なのかもしれないが、最初の一回がちょっとハードル高かった。